深い沼へとおちていく

好きなものは好き。ただそれだけ。

辞めることの難しさ

ぼくのりりっくのぼうよみ、今日(1/29)が本当の最後、になるのかな。
昨日、ご縁があって急遽葬式の前夜祭のチケットをお譲り頂き、ぼくりりの中の人がぼくりりを葬る姿を見届けてきました。

彼の歌声を聴けば聴くほどに、辞めて欲しくない、この歌声が(今後はどうなるかわからないとはいえ)永遠にCD越しにしか聴けなくなるなんて、とマイナスの感情が増えていきました。

嫌だ、辞めないでほしい、って思えば思うほどに彼は楽しそうに、幸せそうに歌ってるように見えて複雑な気持ちでした。
人間辞職は、恵比寿で聴いた時よりも感情がこもっているように感じて本当に苦しかった。
でも同時に、羨ましいなって。

人間を辞めようと思ったことはとりあえず今のところないんだけれど、辞めたいって思うことってたくさんあって。
でもわたしは八方美人的なところがあって、みんなによく思われたいし、わたしがいなくなったらこの人が苦労するんだろうな、とか思ったり、情が湧いたりしちゃうと多少無理しても辞める、断る、ってことが出来なくて。ずるずると続けてしまうから、彼の辞めるという選択が羨ましくて。

寂しいのはこっちの勝手だとも思ったし、やはり散り際こそ美しい、というか、ぼくのりりっくのぼうよみを自分の手で終わらせようとしている彼はとても楽しそうで、イキイキとしていて、美しく見えました。

前日に嵐が活動休止する、というお知らせを聞いてからのこれだったから…
余計に思うところがあって。

嵐は今まで20年、ジュニアの頃から合わせたらそれこそもう25年近く走り続けてきていて、櫻井翔はずっと、休みが怖いと言っていて、最近やっと休めるようになったって言ってるほど立ち止まらずに進み続けていて。
そりゃ疲れるよねって。
ちょっと休みたいっていうメンバーと一緒に立ち止まれるようなグループでよかったなと思うと同時に、こっちに対しても羨ましいなって。
寂しいけど、もしかしたら不安を抱えているメンバーもいるのかもしれないけど、こういう結果を出して、笑顔で少し休もうかって言えるのって素晴らしいよね。

辞めることが苦手なわたしだから、こういう思いを抱いたのかもしれないけど、ぼくりりと嵐はまた違うけど、辞める、休む、って選択肢を見せてくれたおかげでわたしも辛い時はそういう選択もあるなって考えを持てるようになった気がします。

ぼくのりりっくのぼうよみが、美しく葬られますように。

嵐が、それぞれゆっくり自分の時間を過ごして少し先に復活した時にもっと素晴らしい5人を見せてくれるような未来が訪れますように。

ファンのみんなが将来的に幸せだってところに落ち着けますように。