深い沼へとおちていく

好きなものは好き。ただそれだけ。

OLIVE

普段はこんなことしないけど感想をだらだらと書いてみようかなーと思います。 本人が結構ぼやかしてるから真相はわからないけど曲の背景とかまで深読みして聴くのも楽しいアルバム。

ざっと聴いてみて、Double Downここに来るんだってびっくりしました。 あとは、クロノグラフからのナナホリって流れの聴きやすさ。リピート再生をしているとアルバムの終わりが見えなくなるつながりの良さはカタルシスも含めほんとすごいなって。 個人的にはStray Catがすごい好きで。音楽の雰囲気とか、歌詞とか全部。 十七歳、明日晴れたら、アドベンチャーの盛り上がり方も好きだなあ。どんどん前向きになってく感じ。

1.リインカーネーション

綺麗な曲だなって印象。 リインカーネーションっていう言葉は、転生って意味で、

何度でも生きるんだ。今、その涙を愛そう。

っていうこのアルバムのテーマにぴったりだなあって。 最後まで聴いてそのまままたこの曲が再生されても、違和感なく流れで聴ける。

会いにきてくれて、一緒に歩もうってしてくれる優しい曲。

君が泣いた世界を壊しに来たんだ

ここが1番すき。 寄り添って悲しみを全部取ってくれる気がするから。

2.BIG PARADE

すごい前向きな曲だなあって。ポップで聴きやすい。

1秒先の笑顔 1秒前の涙

このフレーズが印象的。

ちょっとネガティヴなのかなって最初の方は思う歌詞だけど前向いて進もうってこの曲も背中を押してくれる。

3.Double Down

1曲で充分な曲だけど、アルバムの流れで聞くと、ここのパーツになるための曲だったんだなって思いました。

勝つまでやめなければ負け知らず

これも何度でもっていうところにつながるなあって。

4.Stray Cat

自分を愛することが難しい今だからこそ、そんな時代を生きているからこそ自分を見つめ直して全てを愛して生きることをはじめてみよう、っていうアルバムだって12/20に更新したブログで言っていたけど、この曲は孤独の曲。 これがニコ生とかで言ってた矛盾の部分なのかなあって思います。 そもそもジャケ写もコンクリートから木が生えて、太陽と月が同時に出ててっていう矛盾があるし。

日高光啓は、SKY-HIは、仲間の大切さを知っているからこれは完全に作られたものだろうけど、わたしは彼を猫っぽいとずっと思っているからまずそこでテンション上がって笑 孤独だろうがなんだろうが自分は自分であるってことに誇りを持っているこの曲の主人公である黒猫が羨ましかったりもします。 芯があって、自分の意見をしっかりと持っている感じが憧れるなあって。そんな風に生きることが自分を愛することの一歩に繋がるのかなあって思います。

個人的に好きなポイントは、

着いてきたい?やめなよ冗談

首輪がついてるぜお嬢さん

ここをあざ笑いながら歌って欲しい。 今からWELIVEが楽しみで仕方ない理由の一つ。 日高さんってドSの皮かぶったドMっぽい気がするけどなんか冷たくされたいんだよなあって最近思う。綺麗なお顔から放たれる冷たい言葉って結構な萌え

この曲についてはマジで数時間語れる。

5.十七歳

孤独の曲からの流れでこれも孤独から始まる曲。 曲中に二十歳になって、ツレもできて、っていうので孤独じゃなくなって、この次のラブソングへ向けて必要な曲みたいなことをなんかのインタビューで言ってたけどほんと聴きやすい流れになってる。

1番リアリティがあって、ILOVEOLIVEのハッシュタグ*1でも評判がすごい良かったし、めちゃくちゃ楽しみにしてた曲でした! いろんなとこのインタビューとかで実話ですか?って言われてたりするけど濁してるのも気になる理由の一つに。

1回目に通しで聴いた時、自然と涙が出てきたくらい、ほんとにそれこそ情景が浮かぶっていうのかな、映像が頭の中に流れるくらい綺麗な詩で。評判の良さも、日高さんが濁してる理由もざっくりとわかりました笑

まずこれが実話だったとしたら、日高さんそんな高校時代過ごしてたの??って萌える 実話じゃなかったとしても、こんなリアルなものが書ける日高さんすごい。 まあ実話じゃないだろうね。17歳の頃ってオーディション受けた頃だろうし、引きこもってもいないだろうし。

17歳ってやっぱり多感な時期だし、絶対に誰もが通る道だからこのアルバムの中で1番寄り添ってくれるのかなあって思う。

先生のことが好きなんだろうけど、直接的な表現をせずに、進級した時にいない先生を必死に探して教頭を怒鳴っちゃったり、先生が結婚してて数年ぶりに泣いたっていうので含ませてるのがキレイだなって思った。

あんたが出てくるまで来る

くるまで来るのところの右耳の後ろの方でハモってる低音が心地よすぎてひゃあってなるのがしんどいです。

6.明日晴れたら

ラブソング。 カタルシスの全曲解説インタビューで言ってたモテる男の歌かなあって勝手に思ってます。 Blanketの女子人気からこういう男はモテるんだ、と思って俺はそういう男だから書かなきゃなって だいぶ噛み砕いて書いてますけどこんなようなこと言ってました。

SKY-HI(後編:「カタルシス」全曲解説)|INTERVIEW[インタビュー]|Amebreak[アメブレイク]

このインタビューです。

明日がもしも 金輪際来なくっても

今日が終わるまで君の側にいよう

ここが1番好き。 こんなこと実際に言われたら寒すぎるのかもしれないけど、これくらい愛されたいし、愛したいなあってやっぱり思う。

7.アドベンチャー

このアルバムのリードトラック。 MVもストーリー仕立てで、きれいで、楽しそう。

ひたすらに前向きなんじゃなくて、後ろ向きなことも嫌なことも失敗も全部愛そう、っていうこのアルバムの全てを語ってる曲。 バンドの音も楽しい。

8.Walking on Water

不可能と思われることをやってのける、奇跡を起こす、とても自信があってなんでもできると思う、という意味で使われる新約聖書の一節だそうです。

SKY-HIの半生を描いたような曲で、すっごいかっこいい。 自分を愛しているから、自分に自信があって、自信があるからこそこんなリリックができて、ぶっちゃけヒップホップなんてよくわかんないけど、高速ラップあって、これぞSKY-HIって感じの曲になってるなあっていうのはわかった。

SKY-HIってこういう人だよっていう時にこれ聴かせたいなって曲の一つかな。

9.How Much??

社会的な話。最初びっくりした。インスタとかいうし。聴きやすい。

インタビューでSNSの普及によって自己承認から他者承認に変わってるって話をしてて、それをやめろって言うんじゃなくて、人から認められることも重要だけどそれよりも鏡の中に愛さなきゃいけない人がいるんじゃない?って。その後押しをしたかったし自己肯定を手伝いたかったって言っていて。

実際自分の周りに承認欲求すごくてこれ可愛いでしょ?見て?ってすぐ言う子がいて、その子に聞いてみると自分のことはあんまり好きじゃないから自分で認めるだけじゃ足りなくて人に求めちゃうって言ってて、SKY-HIすごいなあって笑

10.創始創愛

評判すごいいいけどわたしにはハマらなかった笑

めっちゃいい曲だけど!!!

雑味も苦味も後味の悪さだってさ

笑って飲み込んで流し込むことを覚えた

ここが一番刺さった。 確かに笑って飲み込んでその場を流すことって大人になるにつれて増えてるなあって。

あとね、あんだけ神が後ろに立ってるだの仏だの言うSKY-HIが

幸せや歓びが地球ごと包むには

神様もキャパ的にキツいらしくうつむいた

って言うほどに辛いことも多い世の中なんだなって改めて思った。 それでも愛してみようって難しいことだけどやっぱり何よりも大事なことで。

愛とは、って大きなテーマすぎたんだろうなわたしには笑

11.Over the Moon

リリイベの時にもう出来上がってたけど、音源として聴いたらまた違った感じ。

言葉の紡ぎ方が綺麗だよね。この曲に限らずだけど。 あと高音がすごい心地よく響く。 この曲も孤独っぽいけどなんかほっこりする感じだしあったかい懐かしい感じがなんかする。

12.クロノグラフ

この位置のクロノグラフ最高。 最近はほんとちあちゃんへの曲にしか聞こえなくて聞けなかったけど、アルバムに入ってるとすんなり聞けるし、でもメッセージ性には変わりはないし。

多分前も言ったことあるかな? いつかぁーって伸ばすとこが好き笑

13.ナナイロホリデー

夢の中なんかより現実は歓びにあふれてる

愛とは、生きるとは、みたいなテーマのアルバムの締めくくりの歌でこう言ってるのほんとに最高すぎる。

仲間のことを思ったような曲だから、幸せな曲だから、孤独も見つめて、自分を愛そうって考えたあとだから、余計にくるっていうか。

あとは個人的にこの曲がSKY-HIを応援しようと決めたきっかけだから、やっぱり大切な曲の一つだからいいなあって笑

今回、このアルバム、前作のカタルシスよりも軽く聴くことができてなおかつ自分に寄り添ってくれる曲が多いなってわたしは思いました。 カタルシスも好きだけど、生と死っていうテーマは重めだから流して聴くってことが多かったけど、OLIVEは、愛っていうテーマで、いろんな形の愛が詰まってて、毎回しっかり聴いても疲れない感じだなあって。

このアルバムを引っさげてのツアーが楽しみすぎてもうあと2週間が耐えられない笑

今更ながらこんな更新をしつつツアーの成功を祈ります。 どうか怪我なく最後まで終わりますように。

*1:Twitterでの感想タグ